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台風から住まいを守るためのチェックリスト

更新日:8月29日

時に大きな被害をもたらすこともある台風。台風が発生したら、できるだけ被害を最小限に抑えられるように、対策をとることが重要です。


ここでは台風発生時の対応のチェックリストや、命を守るために必要な行動、避難時の服装や注意点、台風発生前に備えられるものなどについて紹介します。





台風発生時対応のチェックリスト


台風が発生した段階でチェックしてほしい項目を紹介します。これらの対応をすることで、台風の被害を抑えられるので、一つ一つ確認しましょう。






1.ハザードマップを確認する



ハザードマップを見て、危険箇所や避難場所、避難経路を確認してください。

特に低地は浸水のリスクが高い傾向にあります。

自宅と川の堤防や橋との位置関係を把握し、それらの高さが同じ場合は、自宅が浸水する恐れがあるため、早めに避難しましょう。

ハザードマップについては、国土交通省の「重ねるハザードマップ」や各自治体の「わがまちハザードマップ」などで確認できます。

どちらも、住んでいるエリアを選択した後、津波や土砂災害など知りたい災害の種類を選択すると、予想される災害の情報を得られます。






2.家の周りを確認する



ジョーロや鉢植え、バケツなどの庭の軽量物が倒れたり飛ばされたりしないように、室内などに移動させます。

軽量物でも強風で飛ばされると、電線に引っかかり停電の原因にもなるため、とても危険です。物干し台などの重量物はあらかじめ倒しておきましょう。

物干し竿は地面に下ろし、丈夫な紐でまとめます。

また、シートを被せている自転車やバイクは、シートが風に煽られて転倒の危険性があります。あらかじめシートを外しておきましょう。






3.サッシ枠の溝をタオルなどで塞ぐ



集中豪雨や暴雨時は瞬間的・局所的に風圧が高まります。

場合によってはサッシレールのすき間から水が浸入するケースもありますので、事前にサッシ枠の溝をタオルでふさぎ、サッシからの吹き込みを防ぎましょう。






4.雨戸とカーテンを閉める



飛来物による被害を防ぐためにも、台風時は雨戸やシャッターを必ず閉めましょう。

窓ガラスが割れることも想定し、カーテンを閉め室内にガラスが飛び散らないように対策をしてください。トイレの窓や高窓、天窓の締め忘れにも注意が必要です。


雨戸がない場合は飛散防止フィルムを貼ることが効果的です。

飛散防止フィルムとは、台風によって窓ガラスを割れにくくしてくれる便利なグッズ。あらかじめフィルムを貼っておくことで、台風の衝撃で窓ガラスが割れても破片が飛び散りにくくなります。

この防止フィルムはホームセンターやインターネット通販などで気軽に購入することができます。商品には取り扱いに関する説明が掲載されていますので、よく読んで使用しましょう。






5.24時間換気システムの吸気口を閉める



豪雨・暴風の場合、小さな隙間から雨水が吹き込む恐れもあります。

24時間換気システムの給気口をすべて閉め、室内側にある風量調整プレートも閉めます。24時間換気システムの電源は切らなくても問題ありません。

閉めた換気口は台風通過後、速やかに開けましょう。






6.断水や停電時の対策をする





台風の接近に伴って、停電や断水になる恐れもあります。

そのため、台風が発生したら、風呂水をため置きしておくと安心です。

風呂水はトイレの流し水や消火用水に活用できます。

最近のエコキュートではタンクに溜まっている水(お湯)を非常用水として取り出すことが可能です。

メーカーによって取り出し方がさまざまなので事前に取り扱い説明書を読み、取り出し方を把握しておくと安心です。


また、停電時に困らないように、懐中電灯やラジオの準備、スマートフォンやモバイルバッテリーの充電をしておくと良いでしょう。






7.最新の気象情報をチェックする



気象庁や自治体が発表する最新情報に注意しましょう。

重大な災害が起こる恐れがある場合、気象庁から警報が発表されます。

災害の情報を収集できるアプリをスマートフォンにダウンロードしておくと便利です。




また、これらのことも大変重要です。



◼️側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。


◼️家庭で水や食料などの備蓄品を確認する。


◼️すぐに持ち出せる場所に非常持ち出し品を準備する


◼️携帯ラジオや携帯電話のバッテリーを充電しておく。


◼️家族との間で避難する場所と避難後の連絡手段などについて確認しておく。


◼️土砂災害等の危険があると判断される場合には、屋内の2階以上のがけや斜面の反対側にある部屋に避難する。(垂直避難)




2013年からは警報の基準をはるかに超える、特別警報が発表されるようになりました。特別警報は、重大な災害の危険が著しく高まっているときに発表されるため、直ちに命を守る行動が必要です。

気象庁のホームページには、1時間先まで250ミリ解像度の降水分布の予測が見られる「高解像度降水ナウキャスト」があります。これをチェックしておくと、局所的な豪雨などの予測に役立ちます。



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