初めてのエコキュート交換ガイド

「突然壊れた」「どれを選べばいいかわからない」そんな方向けに、 失敗しない選び方とメーカー比較をわかりやすくまとめました。

目次

エコキュートとは?

  • 電気と空気の力でお湯をつくる給湯器です
  • 夜間電力などを活用し、給湯コストを抑えやすい特徴があります
  • 寿命の目安は一般的に 10〜15年です

仕組みを細かく理解しなくても問題ありません。大切なのは「ご家庭に合った機種」を選ぶことです。

交換が必要になるタイミング

チェックリスト

  • お湯の温度が安定しない
  • リモコンにエラーが出る
  • タンクや配管から水漏れがある
  • 設置から10年以上経過している

症状がある場合は、早めの点検・相談が安心です。

よくあるご相談

  • 「急にお湯が出なくなった」
  • 「修理と交換、どちらが良いか知りたい」
  • 「補助金が使えるか確認したい」

メーカー別の特徴(傾向)

同じメーカーでもシリーズにより特徴が異なるため、ここでは「全体の傾向」としてご覧ください。

三菱電機 【バランス

向いている人

  • 初めての買い替え
  • 特別なこだわりはないが、失敗はしたくない
  • 家族構成が一般的(2〜4人)

特徴を一言で

全体の完成度が高く、誰でも使いやすい。

もう一段深いポイント

  • 沸き上げ制御が安定していて、使い方が変わっても破綻しにくい
  • 操作画面が直感的で、高齢の方でも戸惑いにくい
  • 「突出した強みはないが、大きな弱点も少ない」

注意点

  • 最新機能に強い期待をすると物足りない場合がある

パナソニック 【省エネ・快適

向いている人

  • 家族人数が多い
  • お風呂・シャワーの使用頻度が高い
  • 電気代や効率を気にする

特徴を一言で

使い方に合わせて賢く制御するタイプ。

もう一段深いポイント

  • 学習制御系が得意で、生活リズムに合わせた沸き上げをしやすい
  • お湯切れを起こしにくい設計思想
  • 快適性を重視した設計が多い

注意点

  • 多機能な分、操作に戸惑うことも

ダイキン 【安定

向いている人

  • 寒冷地・積雪地域
  • 給湯の安定性を最優先したい
  • 実績重視

特徴を一言で

環境が厳しくても、淡々と仕事をするタイプ。

もう一段深いポイント

  • 低外気温時の運転安定性に定評
  • 給湯量・温度のブレが少ない
  • 寒冷地仕様の選択肢が明確で分かりやすい

注意点

  • デザイン性や最新UIを重視する人には地味に感じることがある

日立 【水圧・井戸水】

向いている人

  • シャワーの勢いに不満がある
  • 2階・3階での給湯が多い
  • 井戸水を使用したい人

特徴を一言で

「シャワーが弱い」が許せない人向け。

もう一段深いポイント

  • 水道直圧式など、水圧面でのアドバンテージがある
  • 離れて暮らす家族のお湯の使用量を見守れる「みまもり機能」が好評
  • そもそもの構造が違うため給湯器からのお湯も飲むことができる(水道直圧方式に限る)

注意点

  • 設置条件や配管状況によって選べない場合がある
  • 誰にでもベスト、というタイプではない
  • スタンダードタイプ(減圧弁方式)は水圧195kPa前後

コロナ 【堅実

向いている人

  • 必要な機能だけで十分
  • 価格と性能のバランスを重視
  • シンプルに長く使いたい

特徴を一言で

過不足なく、真面目につくられている。

もう一段深いポイント

  • 機能が整理されていて選びやすい
  • 余計な機能が少ない分、説明がシンプル
  • 北海道・東北・北陸での信頼が非常に厚い堅実なブランド

注意点

  • 最新機能・付加価値を求めると選択肢が合わない場合がある

選定時の注意点

  • 設置条件(配管・電源・搬入)で選択肢が変わります
  • ご家庭の使い方に合った容量・仕様を選ぶことが大切です

失敗しない選び方

判断のポイント(4つ)

  1. 家族人数(目安:2人〜5人=370L / 4人〜7人=460L)
  2. 設置場所(薄型 or 標準)
  3. 寒冷地仕様が必要か
  4. 同等交換か、グレードアップ

高機能が必ずしも正解ではありません。ご家庭に合った仕様を選ぶことが大切です。

現地で確認する主な点

  • 搬入経路(通路幅・段差・障害物)
  • 既存配管の状態(再利用可否)
  • 基礎・アンカーの状態
  • 電源・ブレーカー容量

よくある失敗

容量を大きくしすぎる

本体価格が上がりやすく、使い方によっては無駄が出る場合があります。適正容量が大切です。

補助金の条件を確認せずに選ぶ

制度や機種、工事内容で条件が変わります。選定段階で確認しておくと安心です。

保証や責任範囲が曖昧な買い方をする

購入先と工事先が別だと、故障時の窓口が分かれやすいことがあります。対応体制も含めて検討しましょう。

工事の流れ

目安

  • 工事時間:半日〜1日
  • 断水時間:数時間程度
  • 作業音:内容により発生します
  • 費用:設置条件や配管の状態で変動します

当日の流れ(例)

  1. 養生・既存機器の停止
  2. 既存エコキュート撤去
  3. 新規据付・配管接続
  4. 試運転・漏れ確認
  5. 操作説明・引き渡し

よくある質問(FAQ)

補助金は受け取れますか?

条件次第で使えるケースがあります。制度・機種・工事内容により条件が異なるため、状況に合わせて確認します。

いま使えていても、突然止まることはありますか?

症状や使用年数によっては、急に不具合が出る場合があります。エラー頻発や水漏れがある場合は早めの点検がおすすめです。

工事後すぐ使えますか?

基本は当日から使用できますが、満タン沸き上げまで時間がかかる場合があります。

見積だけでも大丈夫ですか?

問題ありません。容量・設置条件・配管などを確認し、分かりやすく提案します。

無料相談・現地確認

どのエコキュートが合うか分からない方は、無料で現地確認・ご相談を行っています。
「同等交換で良いか」「グレードアップした方が良いか」も含めてご提案します。

お急ぎの場合はお電話がスムーズです。可能であれば、設置年数・型番・エラー表示などをお知らせください。

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    © エコキュート交換ガイド 更新日:2025-12-12